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2019年07月06日(土) 
 ---酒造りは夢創り,拓こう日本酒新時代!

このキャッチフレーズは、旭酒造のもの。英会話クラスで「獺祭の大逆転」の話題を出してから、さらに興味が湧いて、いろいろと調べてみました。
そこには、いくつかのポイントがありました。今回は、主に日本での躍進の背景を探ってみます。

① 社長の心意気が伝わるネーミング

獺祭の『獺』という字の意味は、「カワウソ」だそうです。カワウソは、魚を捕って食べる動物ですが、中には食べずに 川岸に並べる個体がいます。面白い行動ですね!
中国の「礼記」では、そうした行動を 「魚を供え物として先祖を祀っている」と意味付け。獺祭と呼ぶようになったとのことです。旭酒造がある土地の名前も カワウソにちなんだ『獺越』(おそごえ)というそうです。

カワウソのそうした行動は、文章を作る際、多くの参考書を周りに並べる様子をさす意味も加わりました。日本では、正岡子規が「獺祭書屋主人」の別号をつけています。正岡子規は、“俳句革新”を志した人。その子規の姿勢にも倣ったものと思われます。

② 杜氏・蔵人制度の廃止

杜氏制度廃止は、酒造業の世界においては、大革命といえます。杜氏に頼っていた酒造りでは、冬季だけの仕込みになります。これを 酒蔵に空調施設を設けて 年間を通じて酒造りを行う「四季醸造」に変更、生産能力を2倍以上に増やしました。従来、経験と勘に頼っていた工程を機械化し、徹底的に数値管理したのです。旭酒造では、杜氏・蔵人を置かず、通年勤務の若い社員やパート女性が、酒造りを担っています。

同じように杜氏に頼らない酒造りは、すこしずつ 国内でも広がっています。経験と勘が命だったの蔵人の世界に ここ10年くらいの間に新しい風が吹き始めているようです。うれしいような 悲しいような・・。ちょっと複雑な気分です。

閲覧数616 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2019/07/06 09:31
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