荒木村重によって 1年間 土牢に 幽閉された官兵衛。狭くてじめじめした 土牢に閉じ込められて 膝が「くの字」に曲がる。(慢性の骨髄炎 細菌の感染症。) 普通なら、精神をやられる。しかし、官兵衛を救ったのは、牢の窓から遠くに見えた藤の花。 藤は、寒さや暑さに強く たくましく花を咲かせる。官兵衛は、その生命力あふれる姿に癒やされ、過酷な牢獄生活を乗り切った。なぜ 官兵衛は、花を見ただけで 極度のストレスを解消できたのか。 自然セラピーの専門家によると 人は太古の昔より 99%以上の時間を自然の中で生きてきた。人の体は、自然に対応するようにできている。自然にふれ、花にふれると 気分が落ち着き 体が かってに リラックスする。 花をみるとリラックスするのは、“人類の遠い記憶” だという。 また、花は、果実が実ることをイメージさせる。飢餓の不安を忘れ、近い未来の幸福をイメージさせる。 救出されてから官兵衛は、家紋を「藤巴」にした。藤の花は、官兵衛にとって 特別の花になった。 (NHK・偉人達の健康診断/上野・番組要約) ※ 「花と人類との遠い記憶が ひとをリラックスさせてくれる」って いい話だなあって思いました。 コロナ騒ぎで気分が落ち込んでおりましたが、今朝、我が庭に出ると 知らない間に ゼラニウムが 元気に咲いていました。 うれしい春の到来です。 |