昔の黒白写真の調整は、現像液のメトールとハイドロキノンの割合で硬調にしたり軟調にしたりしていました。感度を上げたい時は市販の増感現像液を使用しました。 カラー化してからは、メーカーによってフィルムの発色に特徴があり、対象によって使い分けていました。 デジタル化してからは、カメラで非常に多くの調整機能が使えるようになりました。しかもパソコンで更に多機能の調整が出来ます。 パソコンでの調整が普通になってきて、デジタル化されたフイルム写真を含めて、撮ったままの写真は作品の単なる材料であって、そこからどう作品化するかが腕のふるいどころ…とまで思えるようになってきました。 フュンフ・イッヒ第8回作品展に出展された、NG氏のアマダブラムの写真(http://www.sns.ochatt.jp/blog/blog.php?key=1189577 ![]() 送ってもらった原画、ND氏の調整、私の調整の順のアップしました。 ND氏の調整の考え方は聞いていませんが、私の意図は空を黑に近づけて沈める事、日があたったアマダブラムに赤みを付ける事、右側のやや低い双峰に当たっている光を強調することです。双峰の調整はちょっと丁寧さが足りなかったようですが。またやり直します。 さて私の意図は如何でしょう。白旗史朗ばりになってはいないでしょうか。、 どれがお好みでしょうか。 |