「適量でも1人で酒を飲む男性は、脳卒中のリスクが高くなる」 厚労省は間違い情報を流して欲しくない。日経が厚労省レポートを曲解? http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090521AT1G210…52009.html 21日の日経夕刊の上記標題を見て、そんな筈はなかろうと、内容を読みました。記載されたデータからはそのような情報は得られない。厚労省のHPを探したがレポートは見あたらない。 記事の内容によれば、中年男性で適量の酒(週300グラムのアルコール;1日当たりにして日本酒2合、ビールにして2本)を飲む人を対象とし、社会的交流の多い人と少ない人とに分けて脳卒中になるリスクを調べたそうである。社会的交流の少ない人のリスクは多い人の2倍あったとか。 ここからどうやって独り酒は危険だと言えるのか。飲む時に独りかどうかは全く調査していない。 標題の結論を得るためには、飲酒の習慣のない人を対象とした、社会的交流の程度と脳卒中に関係がないかどうかの調査も必要だし、日々の飲酒時の人数の調査も必要だろう。 社会的交流の少ない人は呑む時は独りだろう…とは推測であるし、社会的交流の少ないことが原因なのか独り酒が原因なのかが全く不明である。 記事を読んだ社会的交流の少ない人が、飲む時だけ人を呼んでも脳卒中のリスクは変わらないと推測します。社会的交流は十分にある人が、他人がいるとうるさいと、いつも独りで飲酒を愉しんでいる人のリスクが大きいとは思えない。 おいしい料理を食べたり、久しぶりの友人とおしゃべりを愉しむ時にアルコールを飲むのは別。目的が異なる。 いつも大勢でカラオケで騒ぎながら飲むなんて、私なら脳卒中のリスクが却って増えそうな気がする。やむを得ずに行く時(できるだけそのような機会を避けていますが)は耳を塞いで、よそ事を考えることにしていますが。 厚労省のレポートの信頼性を失わせる記事です。 白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は一人で飲むべかりけり (どこか変?間違い探し) |