電車が多いせいか歩数はあまり行ってませんね。
私もチケットが手に入り行くことが出来ました。私たちは洋画から入っているせいか、からあ富楼那作品のイメージでとらまえているのですが、この頃の方は水墨画的な素養がある(作品は墨画が多い)ため作品世界に戸惑います。
洋画のレジェンド岸田劉生も晩年は水墨画・やまと絵がメインなので、回顧展の時など戸惑ってしまします。
伝統文化としてもう少し目をむけないといけないのでしょうね。
イスラエルのゴールドマン氏、彼は暁斎コレクターとして世界的に知られているそうですが、彼の所蔵作品が美術館「えき」KYOTOに里帰り展示されています。会場に入ると『象とたぬき』暁斎の作品から始まります。黒と白、墨絵のようなこの作品に心揺り動かされた彼はコレクションを始めたとか。暁斎は7歳で歌川国芳に入門し、後に狩野派を学びます。これらにとどまらず、琳派や四条派などの作風も取り入れ特に鴉が得意で、コレクションでないので未出品でしたが東京の榮太郎飴本舗が『枯木寒鴉図』が破格の百円出したと話題になったそうです。暁斎は仕事が早く、正月ひな祭りなど慶事は、どんどん依頼をこなします。『蛙の人力車』など思わずクスッの作品もあり最後の祈りのコーナーまで本当に楽しく会場はいっぱいでした。7月23日までです。昨日の歩数1981歩
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