文化博物館に行きました。商家千總所蔵の円山応挙最晩年の作品『保津川図屏風』がまず見たかったからです。千總の祖は奈良の宮大工だったとか。後に京都に移り法衣を商う店となりますが、明治維新や戦後などで採算が取れなくなったことにより呉服店に変遷していったと言います。重要文化財の大作『保津川・・・』や岸竹堂の『大津唐崎図屏風』などはもともとは呉服の下絵だった関係で千總所蔵になったそうです。どんなご婦人がこんな豪華な着物の袖を通すのか思いをはせました。最後は老舗呉服屋の婚礼に相応しい花嫁衣裳など・・・東京進出と決して順調ではなかったが、460年の努力と発展ぶりが垣間見えました。20日から三条烏丸の本店の千總ギャラリーでも展示されるそうです。2月11までです。昨日の歩数8364歩
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