素晴らしいお話をありがとうございます。
こはたノたかしさんの文章力にいつも感銘しています。
『3丁目の夕日64』、友人から内容を聞いて、見たかったけど見られなかった映画です。その頃がとても懐かしいです。
昭和39年当時はお金もなければ時間もなく、オリンピックも映画も横目に見て、ただひたすら生きていくために働くことと、働きながら学ぶ苦学の日々でした。
そんな時に小児麻痺で左腕が麻痺の友人に出逢いました。学校の身体検査で服のボタンが外せなくて困っていたので外してあげたことがきっかけとなってお話しするようになりました。
両親は早く亡くなって肉親は誰もいない私と、お金持ちで3世代同居でご両親とおじい様おばあ様の愛情いっぱいに可愛がってもらって育っている彼女とは生活環境は全く違いました。いつもて左腕の細いのが目立たないように袖がふわっとした可愛い服を着ていて、まるでお人形のようでした。障がいのあることなど気にせずにいつもにこやかで彼女に出逢うとほっとするのでした。
まだこの時代は障がいのある人に対して世間では偏見がありました。彼女と出会って、障がいのある人は障がいのある部分だけが不自由なだけで他は健常者と全く変わらないということを身をもって知ったのでした。足が不自由な人は足だけ、手の不自由な人は手だけ。障がいのある部分は人の助けや障がいを緩和する機器は必要です。私も目が悪いからメガネをかけています。難聴の人は補聴器を使います。年を重ねたら誰でも何かの障がいがでてきます。
障がいのある人も健常者もみんな仲間です。共に助け合って幸せに生きられるように、細々ながら自分にできることをさせていただいています。
こはたノたかしさん、お互いに人生を全うできるよう、
前向きに頑張って生きていきましょう。
またお会い出来るのを楽しみにしています。