「ホタルの墓」未だ見たことがありません。
今年放送されたら見てみようと思います。
八月は、新聞、テレビ等で戦争特集を組みます。今年も『ホタルの墓』の全国放送があるでしょう。先日、父も戦争体験があるとブログに書かしてもらいましたが、もう少し書いてみたいと思います。鎌倉丸がマニラ沖で撃沈された瞬間、電気はすべて消え真っ暗になり、もがいているうちに奇跡的に脱出できましたが、身につけているのはランニングシャツとステテコ、腹巻と救命胴衣のみ。南方とはいえ、まだ四月の夜の海の中、必死に寒さをこらえても「寒いさむい!!」、悲鳴が出たといいます。すると、隣りで縄に掴まっている男性が「これをあげるから体に巻きなさい」。男物の兵児帯を下さった。その兵児帯は幅も広く長いため片手で縄に掴まりながら片手でその兵児帯を体に巻いたら大分らくになったといいます。その後、五昼夜飲まず食わずの後独りで救助されますが、人間生きるか死ぬかの瀬戸際、藁をも掴みたいとき、わざわざ自分の兵児帯を取ってまで他人の私にくれたのは恐らく神様か仏様だろうからなんかの形で恩返しをしなければと冊子に書きました。でも、たいしたことはできなかったと生前父は言いました。
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