毎週土曜日朝６時１５分からＫＢＳ京都から放送されているこの番組、今年で２３年も続いているらしいですが、皆さんの中にも聴いている人もあるでしょう。私は不思議と５分前に目が開くので、寝床でゴソゴソと服に着替え寝室を出るまで、１時間強耳を傾けています。その早川先生が約２０年の困りごとを改めてユーモア的に回答した本『どんとこい、困り事』の出版を記念した講演会がＫＢＳホールで２時からあることを知り開会の３０分ごろ前、会場に着きました。受付で参加費と最新刊の本代を払い、横に奥様と座っておられた先生に私の名前とサインを貰いました。ホール入口で番組アシスタントで今回司会者でもある竹上和見さんがニコニコされていたので私が「竹上さんですね」。大きく頷いて握手してもらいました。会場は５００人ぐらいか年齢層は私ぐらいか・・・・。第１部は先生の講演、私は、最近人を見るだけで健康状態が分かるので聴診器がいらんようになった・・・終戦の年私は大学医学部３回生、学生運動をやっていたので教授陣にはむしろ煙たい学生でした。終戦のみんな貧乏の中、西陣織の織子さん治療費だと手に握らしてくれた１０円玉、寄付だと１０００円・・本当に有難かった、これらの多くの善意で西陣織工場一角にできた小さな診療所、これが今の総合病院の原点、よく医者は命を助けるのが仕事と言われるあれは真っ赤なウソだと思う、人間はみんな死ななけばならない現に私は６０年もかかって何万も人を殺してきた、医者を創るのが医学部なら人間の「生き方」を患者さんと共に考えるのが医者の本当の仕事ではないでしょうか、と。他に『ぼけない音頭』が流れる中、番組体験や空くじなしの抽選会がありましたが、早川先生の講演を聴いて、番組中、竹上和見さんをみて「竹・・たけ・・君だれやったぁ」。は先生の演技ではと思ったのは私だけではないとおもいました。昨日の歩数７７００歩。