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2012年09月15日(土) 
近代美術館で7日から始まった高橋由一展から今、帰ってきました。由一と言うと重要文化財の『鮭』があまりにも有名ですが、ここでは同様に重要文化財の『花魁』から始まります。花魁の小稲は出来上がった作品を見て「私ってこんな顔ってしてませんわいなぁ」と泣いて抗議したとか、私が見て確かに美人・・・個性的ないいお顔でした。由一は江戸時代に生まれます。当時油絵はほとんどなく魚のスケッチなどを始め標本作りの仕事に加わります。これが後の『鮭』の基礎になったと由一は言っているそうです。やがて、イギリス人挿絵画家のチャールズワーグマンに入門し本格的に油絵を学びます。そして明治天皇皇后の尊影の栄誉ももらえるのです。洋画家というと明治中期の黒田清輝も有名ですが昭和39年、由一が遺した詳しい文献が発見され黒田と異なる流れであることを認定されたそうです。由一はフォンダネージを講師に迎え洋画作家育成に尽力しやがて『鮭』の制作、そして、晩年の東北への旅に繋がるのです。イヤホンガイドを耳に高橋由一の作品を観ながら60数年の生き様をたどる・・・これぞ至福の時、と思いました。10月21日までです。本日の歩数7469歩。
閲覧数2,591 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2012/09/15 17:47
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コメント(4)
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  • 2012/09/15 18:22
    こんにちはっ

    知りません・・・この方。
    「鮭」見たらわかるのかしら?
    とっても気になります。
    次項有
  • 2012/09/15 21:48
    『鮭』高校の美術の教科書や切手にも・・・パソコンで「高橋由一」を検索すれば・・・「あっ、そうそう」。
    次項有
  • 2012/09/15 23:28
     さすが、もう鑑賞されたのですか。私は向かいの市美術館の入り口から、「ああ由一展始まったんだなー」ということで入場は先送りしてしまいました。確かにちょっと襟を正してとい感じになりますね。でも確かに花魁の絵は気色悪い。
     以前金毘羅さんに行った時、石段の途中にある宝物館のようなところで高橋由一展をやっていて、びっくりして入ってみたことがありました。なにか金毘羅宮に縁があって、作品が多数奉納されているとのことでした。有名な作品は無かったように思いますが記憶はあいまいです。
     また、私の行ってる絵画サークルで(宇治公民館サークルFR)は、「昔、先生に豆腐の絵を描かされた、由一も描いてるんだ」と話のタネになったことがあります。
     近いうちに見に行ってきます。
    次項有
  • 2012/09/16 02:32
    あきこさん
    こはたノたかしさん

    8月5日以来、『大出雲展』、足立美術館『横山大観』展、特別展『頼朝と重源』、アサヒビール大山崎山荘美術館、輝ける皇妃エリザベート展、そして、それに続いて日本初の洋画家『高橋由一』 の日記をアップしていただき、歴史的背景も含めた解説付きでありがとうございます。

    忙しくてなかなか鑑賞に行けないのが残念です。

    ここのところいろいろあって、まとめて日記を読ませていただくだけでコメントできず失礼しております。

    こはたノたかしさんの日記を拝見して鑑賞したいと思いますが
    忙しくてなかなか行けないのが残念です。

    絵画鑑賞はとても好きで広島県に赴任していたときに大原美術館によく行きました。足立美術館にも行きました。
    一通り私なりに鑑賞してから受付で貸していただいたイヤホンガイドで再度鑑賞したい絵画の番号ボタンを押して詳しい解説を聞きながら鑑賞しました。

    『鮭』も『花魁』も画集で見たことがあります。
    『花魁』はお顔の輪郭、目鼻立ち、体格から、一瞬男性にも見えました。

    10月21日までに行けるようなら行きたいと思います。

    ありがとうございました。

    それにしてもよく歩かれますね。


    次項有
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