奈良国立博物館で開かれています。鑑真と言うと唐招提寺を造った中国の高僧というのはあまりにも有名ですが,平成7年の阪神大震災のため建て替えに決まった金堂の10年の大修理の期間中東京から始まった鑑真展、全国を廻って秋の落慶法要を目前にようやく奈良に帰ってきた展覧会でした。運よく日曜の昨日は執事の石田太一師のトークがありました。そこで、5度の渡航の失敗や困難を乗り越え来日した和上の教え(戒律)について話されました。四苦八苦、俗に人間が背負って生まれてきた業、釈迦から始められた仏教を広めることで皆悟りの境地になれる理由(わけ)を話されました。お話しの後、改めて、最古の仏像を見てると不思議なぐらい心が落ち着きました。そして、鑑真以来千二百数年仏教は、江戸時代一時は衰退したけれど徳川幕府のおかげで維持できたことも初めて知りました。ゆっくり館内を見ていたので3時間もいたことに気が付き近鉄駅前で遅昼の後、JRまでぶらぶら商店街を歩いていると最近テレビ旅番組で有名になった、杵つきのお餅屋を発見しました。そこで買った出来たての蓬餅とても美味しいでしたよ。
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