JR加茂駅に勤務している高校の友達、ようやく、時間が合い、私が乗ってるみやこじ快速に勤務明けの彼と木津駅で合流しました。この展覧会、今日までですが、4月の頭からやっていたのでご覧になった人もあるでしょう。遣唐使というと、630年から始まっていますが、それより前の、607年の小野妹子の遣隋使を思い浮かべる人もあるかも知れません。私も、中学、高校で山上臆良や聖徳太子の年号を試験の前だけ必死で覚えた事を記憶しています。入ったとたん、薬師寺の『聖観音菩薩立像』と唐時代に創られ、現在アメリカの大学博物館所蔵の『観音菩薩立像』が今回初めての来日と並んで展示され、日本がいかに唐の影響を受けたかを暗示していました。630年から約300年続いた遣唐使、その間、何千人の人たちの行き来、現在のように気象知識の無かったため、まさに、台風など、命がの往来だったと、仏教の布教のため、鑑真が荒波を越え来日した話しや今、多く遺る、書物だけでなく、日本文明の発達を支えた時期であったと、改めて学びました。学生時代の安っぽい知識を少し反省した展覧会でした。
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