鮫島さんは歌劇のアリアをはじめ、日本歌曲もよく歌われます
最近はテレビでお見かけしないと思ったら、ウィーンにお住まいだったんですね。
素敵な母の日を過ごされましたね。
母の日の昨日、コンサートホールでありました。鮫島さんはウイーン在住で時々来日し、テレビの仕事をされ素晴らしいソプラノを披露されるので、生を聴きたく、早い目に角のいい席を手に入れました。最初会場に入って、置いてあるのはグランドピアノのみ、正直びっくりしました。やがて時間にブルーのドレスに身を包んだ鮫島さんと黒いドレスのピアニストの小川典子さんが登場、小川さんもロンドンで活動し鮫島さんの日本のコンサートの時だけ、来日し、2人だけで、各地のコンサートをこなすのだと聞いて納得しました。まず最初は『花嫁人形』から始まる母親をテーマにする叙情歌と必ずデパートリーに入れるという沖縄反戦の『母の祈り』とシューベルトの『菩提樹』や『トロイメライ』など日本人なら誰でも知ってる偉大作曲家のメロデーを休憩をを挟んで小川さんが得意とする武満徹の世界を堪能し、最後は、美智子皇后が若き日に創られた『ねむの木の子守歌』など子守歌特集でした。会場は大きい子供さんと年配の2人ずれが目立ちました。そして、私の隣に座っておられたご夫婦は見ず知らずですが、「よかったねぇ」を繰り返し「ありがとう」と別れました。パソコンのあるこの部屋の隣りは玄関、ここの花瓶には先日ヘルパーさんが入れてくれた白いカーネーションが7本入っています。先ほど月曜のヘルパーさんも帰られもちろん、夜もいつも独りですが、不思議に淋しくないのは、母が父と共に寂しくないようしてくれているのかも知れません。
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