昨年で細見美術館が10周年になった事を記念して京都高島屋で開かれています。今回は、尾形光琳や鈴木其一、神坂雪佳などの琳派の画家や伊藤若沖や葛飾北斎、それに細見古香庵好みの茶道具などを集めた記念展です。偶然行った昨日は館長の細見良行氏のトークショーがあり、ラッキーでした。まず説明を読んで気付くのは尾形光琳など呉服問屋や何百人の従業員のいる青物問屋の息子が多いとのことでした。それに答えて江戸時代、画材が極端に高く庶民では買えない値段であることも話されました。そういう意味で絵画を売る必要がないため、贅沢に画材を使い西洋の油絵など真似できない流派になったと言われ、関西琳派と東京琳派の違いなど多くの見物人が頷いておられました。私は細見美術館へは京都美術館の近くでもあり何回か行っていますが少し苦言をひとつ、私ら障害者はエレベーターに案内され有難いですが車いす利用者はもっと大変だと思いました。
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