アメリカで最も歴史ある美の殿堂、ボストン美術館の改修工事の間に貸し出された80点が東京の役目が終わり、京都美術館にやってきました。今回のガイドは鹿賀丈史さん、土曜の早く行ったためか、案外スムーズに入場できました。八つほどの扉に分かれ、最初の『宗教』はエルグレゴの作品から、そして、罪人の人間の罪を一手に引き受けて処刑される直前のキリストへ移り、『肖像画』では、ベラスケスとマネの作品に現在の写真でも表現できない緻密さに驚いたり、世界に3対しか残っていない1対のレンブランドの全身画に優越感を持ったり、『風景画』では、カブりッチョとは、ウソの風景の意味とか、『モネ』の扉では、約50点のうち、10点が来日しアメリカでは、早くから彼の才能を見出し収集家が多かった話しなど興味深いものでした。最後は、ミレーの『馬鈴薯植え』、『落ち穂拾い』を彷彿する作品に20分ほど見ていました。他に、セザンヌ、ゴッホ書ききれない画家の作品をすべてガラスケースなしで鑑賞できました。一見の価値はあると思います。8月29日までです。
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