明治から大正にかけて毛織物商で成功をおさめた芝川照吉が援助し続けた日本洋画家達、特に青木繁岸田劉生の作品を中心に収集したコレクションの数々、約千点、その多くが戦争などで焼失しましたが残った作品約200点が近代美術館開館50年を記念して収蔵した展覧会が昨日から始まりました。会場には作品保護の都合で劉生のあまりにも有名な『麗子坐像』(これはメナード美術館蔵)は6月展示だったけど、芝川照吉をモデルにした『S氏の肖像』等から始まります。続いて青木繁の代表的な作品『女の顔』、このモデルは青木繁の愛人とか、青木は早世しますが、彼の小学校の同級生坂本繁二郎の援助も続け、海外留学や展覧会の経費まで芝川照吉は支援続け藤井達吉、富本憲吉などの工芸までも続いていったといいます。日本洋画界や工芸発展のため財閥芝川照吉の果たした役割は大きいと学ぶ事ができました。近代美術館はあまり混んでいなかったけど、市美術館の『ゴッホ展』が19日が千秋楽らしくて喫茶アリーナや岡崎周辺は満員でした。6月30日までです。昨日の歩数8276歩
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