京都市に大雪警報が出ているので、土曜ですが自宅にいます。大雪になるといつも思い出すO君がいます。高3の頃だったと思います。昭和40年代の学校は西大寺から歩いて10分ぐらいの田んぼの真ん中にありました。当日は雪はやんでいましたが、前日の大雪のため、近鉄は少し遅れ田んぼ道はテカテカだったのです。出口から見ると滑りそうで「どうしよう」。内心思いました。その時、「おっ、お前か、オレの背中に手をおけ」。O君の一言でした。彼は友達でしたが、ここに登場してくるH君ほど親しくしてませんでした。「ゆっくり、ゆっくりでいいんやでぇ」。テカテカの田んぼ道2人の額にはこの寒さに汗が一筋・・・教室についたのは何かの都合の担任の代わりの学年主任の数学の先生のもおとでホームルームが先生は生活指導もされていました。「お前ら2人遅刻だぞぅ」。出席簿に書かれたので、私が何か言いかけると・・・彼の目くじらが。あれから40年たったけどあの光景は鮮明に覚えています。
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