京都文化博物館で昨日から始まりました。白樺派と言うと遠く昔、武者小路実篤と志賀直哉だ、ぐらいは高校の現国で習った程度でほとんど忘れていましたが、『友情』『その妹』『暗夜行路』『茅ヶ崎にて』などをむさぼり読んだ事はみなさんにも記憶があると思います。今回、この2人が学習院の同窓生で明治43年創刊した『白樺』は文芸書だけでなく、美術書であることも初めて知りました。そして、セザンヌやロートレック、ロダンをいち早く紹介し現在の放送局や新聞社のように展覧会を数多く主催したことも読みました。でも、2人とも、よい家柄の息子だったゆえ、反対読みでバカラシの会と揶揄されたそうですが、関東大震災で廃刊に追い込まれるまで14年間続いて岸田劉生や梅原龍三郎などの仲間もふえて世間にも認められて西洋美術発展の礎であることがうまく構成されていました。7月4日、「『白樺』の人々をめぐって」の演目で早稲田大学の先生が講演されるそうで先日整理券を送ってもらいました。又、面白ければブログを更新します。
|