いつも日記を読ませていただき、その行動力にただ、ただ、感服です。
行きたいなあと思いつつも、出かけない自分に反省。
親鸞聖人750回忌を記念して京都市美術館で開かれています。京都に生まれた親鸞、7歳で出家し法然の弟子になります。その時、筆で細かく書き写した教本が最初に展示されていました。やがて20年、壁につきあたります。これだけ修行しているのに「色欲」だけは全くとれない、むしろ激しくなるばかりだ。ガイドで親鸞の声を担当した三国連太郎さんはなんと罪深い地獄に堕ちる人間だともがき苦しむさまを表現されていました。ある夜、夢に聖徳太子が出てきて、女人も仏の化身のお告げがあり、恵信尼と結婚、佐渡へ流されますがやがて、許され息子もつれ、常に愚僧を忘れず「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで誰でも幸せになると90歳の生涯を閉じるまで布教に捧げた親鸞、人間味のある生き方、本願寺として750年後も数多くの信者を集める秘密が解明されてように思いました。最後のコーナーの京都画壇の発展を寄与した竹内栖鳳などの襖絵は圧巻でした。 |