ああ、この前時間がなくて見られなかった・・・
素晴らしかったでしょう!
心が洗われたことでしょうね。
昨日は本当に寒くて、長居できなかったのが残念ですね。
金曜の『休日お出かけ情報』で東福寺塔頭をやっていたのでJRで降りて最初に退耕庵に行ってみました。ここのお庭と掛け軸が公開と夕方のNHk京都で流れたこともあり割合人で賑わっていました。そして、京都観光協会学生ボランティアの札をつけた橘大学などの学生が丁寧に案内してくれました。真隠庭と呼ばれる室町時代に中国の大地に想いを馳せ枯山水に創られたお庭、ここに樹齢300年の霧島つつじがあり4月には見事の咲くとか、作夢軒と呼ばれる茶室には徳川討伐の論議がされたとか、明治初期はやった『とことんやれ節』の作詞者品川弥二郎が書した煨芋(わいう)広辞苑にも出ていない悟りを意味する額に一つひとつ分かりやすく説明してくれました。やがて、本堂に移り特別公開である明治維新鳥羽伏見の戦いの絵図なども興味深く見、殉難者の菩提所であったと知りました。興味深かったのは七〇歳で亡くなった小野小町が生前作成されたという百歳の想像像、私でも年配者をみると若い時きれいだったとわかる人もあるのに、ましてはラブレター塚も作らねばならないぐらい莫大な手紙をもらった小町、百歳の想像画がこれではあまりにも可哀想と思ったのは私だけでしょうか。説明も拍手で終わり表に出ると寒くてさむくて、もう一つの塔頭さえ行けずに昨日の京の旅はたった一カ所でした。
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